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水泳と同じくらい大事なこと

昨日ふとしたことから学生の合宿についての議論になりました。

僕は常々、学校がある時期に行われてる選手の合宿に考えるところがあります。

強豪校であったり、トップスイマーであったりすれば非常に多くの合宿が組まれるわけですが、それらに参加することは学生としての本分である勉強を犠牲にするってことになるわけで・・・

合宿で選手の強化を促すということは効果的だと思うのですが、学生という身分で活動を行っている選手は、選手をすることは学校を休んで良いだとか、課題を提出しなくても単位がもらえるとか、もし安易な気持ちを持っているのなら、個人的にはそんな気持ちは捨ててほしいですよね。

アメリカではStudent Athleteという言葉が一般化していて、アスリートという言葉の前にStudentっていう言葉が付いてます。アメリカの大学水泳には世界中から五輪メダリストクラスの選手が集まってきますが、NCAA(全米大学体育協会)のルールに則って一般学生と同じように勉学に励むようになってます。

もちろん、練習時間の確保のために一般学生に比べ優遇されるところもありますが、それは、少なくとも僕がUSCで学生をやっていた頃は、

練習時間以外の授業の履修登録を他の学生に先駆けて行うことができることと、授業履修専門のカウンセラーと、練習時間を避けての卒業までの単位取得のプランを立てることができることでした。

それ以外は勉強に関して一般学生と何のわけ隔ても、優遇もありませんでしたね。

だからテストと大会がぶつかれば大会前にテストを受けたりだとか、提出するレポートがあれば、締切前に提出するだとか、やらなきゃいけないことは全て締切以前に提出する形で大会とのバッティングを避けてましたし、テスト勉強や課題提出のために遠征用の荷物の3分の1ぐらいを重たい教科書が占めて、宿舎で勉強なんては当然でした。

ってそこまでやって何故今の僕になってしまったのかという素朴な疑問はスルーして下さい(爆)

成績が悪ければメダリスト級でも練習にすら参加できないから退学したりする子もいましたよ。だから、勉強しないわけにはいきません。

また、昔「Boyz N The Hood」っていう映画がありましたが、多くのアメリカの高校生達は奨学金を取って大学の教育を受けることを夢見てます。そのくらい高等教育は選ばれた人だけが受けられる貴重なものという概念が存在するわけで、アスリートであることと同じくらい勉強することは大事なんだと個人的には思います。

僕は中学3年生で初めて選ばれたオーストラリアのジュニア遠征を、高校受験勉強があるから(僕は一般受験で入学してますので)辞退して、アメリカにいる際に打診された国体参加を、新学期が始まるために辞退して、2001年の世界選手権前のフラッグスタッフでの高地トレーニングの参加も授業優先で辞退してます。その当時は悩みましたが、今はそうして良かったと思いますし、それがちょっとした自信です。

決して合宿を否定するわけではありませんが、それに伴う犠牲とそこでの損失を補う努力の必要性を選手が自覚するべきだと思いますし、学校側も安易に学位を授与するという優遇ではなく、選手が時間が無い中で勉強できるような環境整備での選手のサポートを考えてもらえれば良いなと思います。

Joe1
USCの卒業式の写真。感動的(笑)

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コメント

全くそのとおりだと思います。

・・話が変わってしまいますが、中学校の部活動で、保護者がスイミングスクールに行っている子は、部活動に参加しなくて良い。
という私の住んでいる地域の方針に、少し疑問を抱いています。

もちろん部活顧問の先生のやる気によっても、練習にならないなど、考えさせられることもありますが。

中学校という義務教育の場で、本来教育としてのスポーツ、精神を、学校での友達との友情を、鍛えるための場であってほしいとも思うのです。

強い、速い・・・・それも鍛錬してきた証や才能として素晴らしいものではあるのですが、それだけでは、やはり本当の意味でのスポーツマンとしては魅力に欠ける・・・そう思います。

戻りまして(笑)日本の大学は・・・世界に誇れる日本人を作る気が無いのでしょうか(涙)

今井さんの考えが日本の大学スイマーに広まってくれる事を願っております☆
そうなってほしいです!!!!

投稿: ラブスイマー | 2010年10月30日 (土) 00時52分

ラブスイマーさん、

全中等の競技性を考えると水泳経験のない教師が直接指導に携わって対応できるレベルを遥かにこえてますので、学校側が外部からコーチを招聘するなり、スイミングクラブでの練習時間までの入水以外での部活動への参加など、ジュニア選手の競技性を伸ばす形で本来の部活動の良さを体験できる形を作るために学校側も柔軟に対応してもらいたいですね!

投稿: 今井亮介 | 2010年10月30日 (土) 11時52分

いきなりすいません。つい最近このブログを発見して楽しんで読ませてもらっています。
S1はFrです。とはいっても遅いですが汗
今50mFr長水で、26秒切れずに悩んでます。短水では切っていますが。。。プルに問題があると思ってるんですが、エントリー、そしてキャッチの肩甲骨あたりの使い方がしっくりいかず今真っ暗闇です。あと、早いキャッチというのも、どうすればできるようになるのか分からず、取り入れたいんですが取り入れられない状況です。
国公立大ということもあって、コーチもおらず、あてを探してここに書き込んでしまいました。よろしければアドバイス欲しいです。

投稿: 国公立大スイマー | 2010年10月30日 (土) 18時34分

大学とか書いちゃいましたが、水泳をしている学生達、それを取り巻く環境など。
今井さんを見習って欲しいです。

長く書き、二度目の投稿すいませんでしたm(_ _)m

投稿: ラブスイマー | 2010年10月31日 (日) 00時49分

俺は、水泳選手としても凡人。

勉強も凡人だったので、話が凄過ぎて実感が全くありませんが、

一つハッキリ理解出来る事がありました!!

最後の写真!!

今井亮介選手だけ、

黒っ(笑)

投稿: 小嶋健司 | 2010年10月31日 (日) 14時12分

国公立スイマーさん、

実際の泳ぎを見ていないので、具体的な改善点と対策はお話ししにくいのですが、キャッチの際になるべく体より遠い水を掴もうとローテーションを強調してみたらいかがでしょうか?また、ヘッドアップのスイムなどはキャッチの動作を速く正確に行うためのドリルとしては有効だと思います。また、うちの会社で日本総代理店を勤めるストロークマックスアンチパドルを使って泳いでもストローク効率を上げてくれますよ!もし良かったらhttp://www.swimfastest.com/を見てみて下さい!

投稿: 今井亮介 | 2010年10月31日 (日) 22時14分

ラブスイマーさん、

いえいえ、コメント嬉しいです!ありがとうございます!大学生の場合は義務教育ではないので、学ぶことに対しては個人の自由なんですが、個人的な経験を通して、一般の学生がやるべきことをやらないで競技生活を終えると、苦しむのは選手になるので、ぜひしっかり頑張って勉強してほしいなと思います!

ちなみに本当は僕がアドバイスできるような立派な経歴があるかって言うと無いんですが…(汗)

投稿: 今井亮介 | 2010年10月31日 (日) 22時22分

小嶋健司さん、

あはは(笑)そうですね~アメリカにいる頃は真っ黒でした!1年中、クリスマスも正月も外のプールで泳いでましたからね!

投稿: 今井亮介 | 2010年10月31日 (日) 22時27分

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