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平泳ぎは滑って進むもんだ2 キック編

何だか朝に書いた平泳ぎのプルに関するポイントが好評だったようなので、調子に乗ってキックを書いてみます。

キックはウィップキック、ウェッジキックとパターンがいくつかありますが、共通するポイントは、引きつけと蹴り終わりの足の位置の調整じゃないでしょうか。

引きつけなんですが、当然抵抗が無いようになるべく足を水面に対して直角になるよう足を持ってくるべきですよね。大腿部の筋肉は非常に大きく引きつける際に横に開いていると大きな抵抗ですから。

昔前脛骨筋を緊張させることによる反射を利用して引きつけを行うってことをブログで書いたと思いますが、引きつけを極力素早く行ってキックの動作に入ります。

その際の足の引きつけの角度ですが、約140度ぐらいを意識して膝が大きな抵抗を生んで下半身が沈んでいかないようにすると良いと思います。イメージはかかとをお尻に上から乗せる感じ…レッグカールの要領です。

また、かかとをお尻に近づけ過ぎると体が反って重心が後ろに下がる原因になるので、かかとは体幹に対して約90度程度まで引きつけたところでキック動作に移ることが一番良いと考えます。

キック動作に入る際、現状、僕を含めて、多くの選手がウィップキックを用いますが、膝下の外旋運動は膝の関節に対して不自然な動きですし、足首を上手く進行方向に対して垂直に向けることができず水を切ってしまう方もいらっしゃると思うので、あまり膝下ばかり意識をせず足を開いて一番蹴りやすい角度で蹴っても良いんじゃないんでしょうか。足のつま先が進行方向にたして垂直っ・・・これ大事です!

むしろキックにおいて重要なのは、キック動作を行った後に足が下に落ちたままになってしまわないように、キックが終わった後に意識的に足を水面近く持ってくることだと思います。

平泳ぎは後ろに水を蹴り出したいのですが、膝の関節の性質上、上部から下部への打ち下ろしになってしまいます。従って、蹴り終わった状態でリラックスしてしまうと足は下に落ちて「くの字」になってしまい、ストリームラインが壊れてしまうので、臀部を緊張させ、左右の足の親指とくっつけることで足を持ち上げるとストリームラインが維持できます。

キックが打ち下ろしになってしまうことでキックを打つとお尻が浮いてしまうって方もいらっしゃいます。最終局面に差し掛かっているとはいえ、リカバリー動作が終了していないので、まだ体は完全に水面に対してフラットな状態になっていないところで、打ち下ろしのキックが入ってしまうと姿勢が壊れてしまいます。

僕の個人的な感覚ではキックを打つ時の意識として、自分のお尻よりも上方に蹴り出すって感じが上手く蹴るコツになってます。

練習の中でフィンを装着して、平泳ぎのキックをすることがあるらしいですが、現状フィンというのは足の延長でしかなく、上手く蹴れている場合は逆にフィンが水を切ってしまって逆効果になると考えます。従いフィンを装着した状態平泳ぎのキックの感覚が良い場合は、キックそのものの技術に誤りがあるのではないでしょうか(私見)

以前アメリカのスピード社からブレストストロークフィンという専用のフィンを取り寄せて試しに使ってみましたが、あまりしっくりこなかったんですよね。平泳ぎのキックは複雑すぎるので、フィンは合わないと思います。

ただ南カリフォルニア大学の水泳部に所属していた時は、PULLのセットは決まって、パドルとフィンを装着して、バタフライキックとプルを織り交ぜて泳いでました。一般的なフィンを使ってバタフライキックを打つことで体重移動を促しながらプルのトレーニングをするのが、うちのコーチのM・シュバート流でした。

ってなところで、皆さんにとって上記が少しでもお役に立てば幸いです。失礼しました(笑)


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コメント

参考になる!!

本当に参考になります!!

少しでも速くなっていつか、エリートVS雑草マッスルを実現してみせます(笑)

投稿: 小嶋健司 | 2010年9月17日 (金) 16時13分

小嶋健司さん、

参考になると言っていただけて嬉しいです。
また一緒にレースできるのを楽しみにしてますね!スポーツマスターズ大会頑張って下さい!!

投稿: 今井亮介 | 2010年9月17日 (金) 19時14分

大橋の練習会に熊本から参加した者です(最年長)

平のかきが何回も教室のコーチに言われても治らなかったのですが。。。。

鏡の前でイメトレしたら、、脇はまだ甘いけど、かき幅とタイミングは合ってきたと。。。。前進しました!

私のレベルでは、今井さんの」言いたいことの半分も分からないのですが、イメージ(感覚)って大切ですね

これからもアドバイスお願いします
しっかり見てます

投稿: didico | 2010年9月18日 (土) 00時32分

didicoさん、

先日は遠方からありがとうございました!

字面を並べてしまって申し訳ないです。今回の平泳ぎに関する記述を本当に多くの方に理解していただこうと思えば写真や図を載せた方が良いんでしょうね。

イメージは本当に大事ですよ!ご自身がどう泳ぎたいか、そしてどうしたらそうなるかを予想しがら泳ぐ水泳がもっと結果を出しやすく、楽しいものになると思います!

今度ともよろしくお願いします!

投稿: 今井亮介 | 2010年9月18日 (土) 12時28分

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